「ワシントン・オレゴン ワイン エクスペリエンス プロモ―ション 2019」結果発表

2019年2月18日~4月30日、開催されたオレゴンワインボード・ワシントンワイン協会主催「ワシントン・オレゴン ワイン エクスペリエンス プロモ―ション 2019」の結果が発表されました。
売上金額は2018年の10.3%増、総販売数は6.3%増となりました。
表彰のためにはオレゴン州からCEOのTトム・ダナウスキー氏、ワシントン州からはインターナショナル・マーケティング・ディレクターのダグ・マーシャル氏が来日しました。

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ダグ・マーシャル氏(左)とオレゴンワインボード・ワシントンワイン協会日本代表事務所代表トッド・スティーブンズ氏(右)



結果

■30席未満のレストラン部門
1位  ワインレストラン ドミナス (東京・中央区日本橋)
2位 神楽坂 Rouge (東京・新宿区神楽坂)
3位 BAR SWITCH  (東京・中央区銀座)

■30-80席のレストラン部門 
1位 鮨 からく (東京・中央区銀座)
2位 ホテルローズガーデン新宿 (東京・新宿区西新宿)
3位 GOTHAM GRILL 恵比寿店 (東京・渋谷区恵比寿)

■ 80席以上のレストラン部門
1位 パーク ハイアット東京 New York Grill & Bar (東京・新宿区西新宿)
2位 Wolfgang's STEAKHOUSE 丸の内(東京・千代田区丸の内)
3位 グランドハイアット東京 THE OAK DOOR(東京・港区六本木)

■小売部門
1位 Wine Store Wassy's(大阪・天王寺区西天王寺)
2位 BiG 千里店(大阪・豊中市千里)
3位 グランヴァンセラー さっぽろ東急店(北海道・札幌市中央)

■小売グループ店・ウェブ部門
1位 株式会社ウェルカム Dean & Deluca
2位 株式会社ワインズ東京
3位 鷲谷商店オンラインワッシーズ
 

■特別部門 マイレージ制度(レストラン部門のみ)
過去2年(2017年、2018年)と2019年の合計金額を席数で割り、その合計金額で順位を決定。
1位 Vin 樹亭(大阪・北区曽根崎新地)

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80席以上のレストラン部門1位の「パーク ハイアット東京 New York Grill & Bar」の皆さんと ダグ・マーシャル氏。

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2019年からの新プロジェクト
2019年からの新プロジェクト展開が述べられました。
今まではとはまったく異なるプロジェクトで、今秋、正式発表される予定です。

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チリの若手トップ生産者、フリオ・ブション氏によるワイン・セミナー

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2017年、デキャンタ誌の「南アメリカ(チリ&アルゼンチン)ワインメーカー top 10」のひとりに選ばれた、今、注目のフリオ・ブション氏(ブション・ファミリー・ワインズ)によるワイン・セミナーが5月28日、マンダリン オリエンタル 東京で行われました。

■ブション・ファミリー・ワインズ

19世紀後半、フランスのブドウ畑を壊滅状態に追いやったフィロキセラ禍は、サンテミリオンでブドウ栽培を生業としていたブション家をチリに向かわせました。
1887年、新天地に降りたったエミール・ブション氏はワイン・コンサルタントとして働いた後、自らの畑としてコルチャグア・ヴァレーのアンゴス・ヴィンヤードを購入。やふて2人の息子、アントニオとアベルが畑を継承。
さらにアントニオの息子フリオ氏はワイン造り注力し、マウレ・ヴァレーのミングレに土地を購入し、ここにブション家のもっとも古いワイナイリーを建造しました。ブション・ファミリー。ワインズの誕生です。
現在はフリオ氏の子供たち、フリオJr氏、ホワン氏、マリア氏がワイナリーを担っています。

パイス Paí

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現在、チリワインとして日本でよく知らているカベルネ・ソーヴィニヨンやカルメネールと言ったフランス品種は、19世紀後半、フランスから持ち込まれ、ワイン商品としてチリの輸出産業を支えてきました。
しかしそれ以前、16世紀、スペインからの征服者や宣教師たちが、スペインから繁殖力の強いブドウの挿し木や種を持ってやってきました。
モスカテルやペドロ・ヒメネスなども含まれていた第一世代のブドウの中でもっとも重要なものとなったのが、スペインではリスタン・ピエトロ、USではミッション、アルゼンチンではクリオージャ・チカ、チリではパイス、さらに45ほどの異名を持つブドウです。

南アメリカの最初のワイン産業は北へはメキシコからUS、南にはペルー、チリ、ボリビア、アルゼンチンにまで広がった100種以上のクリオージャ種(アルゼンチンのトロンテスも含む)で成り立っていました。
しかし1833年にはチリのワイン畑の90%以上を占めていたパイスは、現在ではたった7%にしかすぎません。フランス品種に押されたためです。

現在チリのパイスの主な栽培地域は南のマウレ・ヴァレー、イタタ・ヴァレー、ビオビオ・ヴァレーで、6,000栽培者がいて、畑面積は9,600ヘクタールとなっています。
フランス品種が栽培される以前からあるパイスには樹齢が100年を超えるものもあります。
消えつつあったパイスが注目を浴びたのが、2006年、ミゲル・トーレスが造ったサンタ・ディグナ・エステラード・ロゼでした。


マウレ・ヴァレーの太平洋から45キロ、標高193mにあるブション・ファミリー・ワインズのミングレ・ヴィンヤードには野生のパイスが何本かあります。
土着の自然に生えている樹木にからまり、その高さは5メートルにもなるハシゴを使って収穫しなければならないほどになります。
フリオ氏は子供の頃から馴染みのあるパイスの果実でワインを造ることにしたのです。

🍷ブション・ファミリー・ワインズ / パイス・サルヴァヘ・ホワイト マウレ・ヴァレー 2018  参考小売価格¥2,500(税別)
Bouchon Family Wines País Salvaje Maule Valley
パイス100% 11.5%vol
黒ブドウのパイスのうち、突然変異で色のつかない果実のみを使用した白ワイン。
ブドウ果実についた天然酵母のみを使用してアンフォラで発酵。ノンフィルター。
洋ナシ、白い花の香り、白コショウの味わいで、なめらかな口当たり。

🍷ブション・ファミリー・ワインズ / パイス・サルヴァヘ  マウレ・ヴァレー 2018 参考小売価格¥2,500(税別)
Bouchon Family Wines País Salvaje
パイス100% 12.5%vol
ブドウ果実についた天然酵母のみを使用して30%をコンクリートタンクでマセラシオン・カルボニック、70%は伝統的な「ザランダ」と呼ばれる器具で除梗。人の手がなるべく加わらない伝統的な造りを目指す。
明るいチェリー色。赤いベリー、野生のイチゴ、花の香りにあふれる生き生きとしたフレッシュさを楽しむワイン。
デキャンタ誌2019年6月号「25ポンド以下のチリワイン top 30」に選ばれる。

ヴィーニョ Vigno

2009年からマウレ・ヴァレーの生産者が、パイスのブレンド用として見返ることが少なかった古木(樹齢60年以上)のカリニャンを救うために始まったプロジェクト。フリオ氏が中心的役割を果たしています。
2011年10月18日、「Vignadores de Carignan VIGNO」が正式に設立され、メンバー16ワイナリーが同じロゴ「VIGNO」のラベルを使用しています。

🍷エミリアーナ / ヴィーニョ 2016 参考小売価格¥3,200(税別)
Emiliana Vigno Maule Valley
カリニャン100% 15,0%vol
2015年ヴィンテージが初リリースのオーガニック認証Vigno。
1950年植樹のブドウの果実を使用。
天然酵母のみを使用してステレンレスタンクで発酵。
フレンチオークとアメリカンオークの樽で12カ月熟成。
紫がかった濃い赤。プラム、ブルーベリー、スミレの花の香り。
複雑な味わいをフレッシュな酸と、ソフトなタンニンがまとめあげている。

🍷ブション・ファミリー・ワインズ / ヴィーニョ・カリニャン マウレ・ヴァレー 2015 参考小売価格¥3,900(税別)
Bouchon Family Wines Vigno Carignan Maule Valley
カリニャン100% 13.3%vol
天然酵母を使用してコンクリートタンクで発酵。
ブラックカラント、スミレの花、レザー、ミーティなど複雑な味わいとしっかりとしたストラクチャー。
なめらかな口あたりのフルボディ。

*****

南アメリカワインで今、もっとも注目されているクリオージャと古木カリニャン。
これからの動向に目が馳せません。

輸入元:ワイン・イン・スタイル株式会社

 

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C.V.R.V.V.ヴィーニョ・ヴェルデ協会主催「ヴィーニョ・ヴィルデ試飲会 in 東京」

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5月24日、渋谷TRUNK HOTELにおいてC.V.R.V.V.ヴィーニョ・ヴェルデ協会主催による「ヴィーニョ・ヴィルデ試飲会 in 東京」が開催されました。

16、17世紀頃からミーニョ河やリマ河流域で造られたワインが塩タラや商品とともに北ヨーロッパへと運ばれていきました。
1908年にはシャルレス国王により、ヴィーニョ・ヴァルデのワイン産地が認められ、1959年にDOの認定を受けました。
DOヴィーニョ・ヴェルデには、ホワイト、レッド、ロゼのスティルワインとスパークリングワイン、ブランデー、マール、レッドとロゼのビネガーが含まれます。

9つのサブリジョン(パイヴァ、バイアオン、ソウザ、アマランテ、アヴ、カヴァド、リマ、バシュト、モンサオン&メルガッソ)があり、それぞれテロワールに適したブドウを栽培しています。

ポルトガルワインの専門家アンドレ・リベイリンホ氏はデキャンタ誌2019年6月号で
「ガブ飲み用のフレッシュで、微発泡のワインとして知られてきたヴィーニョ・ヴェルデにも変化が見られる。外国へ出向くことが多い若い生産者の波が、長年の単調なヴィーニョ・ヴェルデの世界に押し寄せている。
特にスペインと国境を接する最も北のサブリジョン「モンサオン&メルガッソ」で栽培されているロウレイロ、アヴェッソ、アルバリーニョからエキサイティングなワインが生まれている」と記しています。

■A & D Wines
サブリジョン:バイアオン

数世代にわたりバイアオンで農業を営んできた家に生まれたアレキサンドレ・ゴメス氏は、1991年、5ヘクタールの畑にブドウを植え、ワイン造りを始めました。
2005年にA & D Wines社を立ち上げ、その後、畑を買い足し、現在は45ヘクタール。生産量の90%を輸出しています。
畑はサステイナブル農法の、ヴィーガン・ワイン。

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🍷Casa do Arrabalde 2018
12.5%vol
アヴェッソ50%, アルヴァリーニョ30%, アリント20%
フレッシュな味わい。

🍷Espinhosos 2017
12.5%vol
アヴェッソ50%, シャルドネ50% 
シャルドネをブレンドしたモダンスタイル。

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🍷Monólogo Arinto P24 2018
13.0%vol
アリント100%

🍷Monólogo Chardonnay P706 2017
13.0%vol
シャルドネ100%
一味変わったシャルドネ。

🍷Monólogo Avesso P67 2018
13.0%vol
アヴェッソ100%
バイアオンの代表品種アヴェッソから造られたワイン。

🍷Singular 2017
13.0%vol
ワインメーカーが畑からセレクトしたブドウを使用。
ステンレスタンクで発酵・熟成。
厚みのある複雑な味わい。

■CASA DA TOJEIRA
サブリジョン:バシュト

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ブドウ品種の特徴が良く出ているよくできたブレンドワイン。

🍷Vinho Verde Branco Tojeira 2018
12.5%vol
ロウレイロ 25%, アリント 40%, アザール 25%, トラジャドゥーラ 10%

🍷Vinho Verde Tinto Tojeira 2018
13.0%vo;
ヴィニャオン 70%, トゥーリガ・ナシオナル 10%, ボラサル 10%,  アマラル(10%)

🍷Vinho Verde Rose Tojeira 2018
13.0%vol
トゥーリガ・ナシオナル 50%, ヴィニャオン 20%, ボラサル 20%, パデイロ・デ・バスト 10%

🍷Vinho Verde Branco Alvarinho/Trajadura Tojeira 2018
13.5%vol
アルバリーニョ 70%, トラジャドゥーラ 30%
アルコール度も比較的高く、しっかりしたストラクチャーのあるヴィーニョ・ヴェルデ。

■Quinta de Carapeços  キンタ・デ・カラペソス/EIRA dos MOUROS エイラ・ドス・モウロス

キンタ・デ・カラペソスの歴史は、バストの騎士マルティム・カルバーリョ(Martim Carvalho)の娘がジョアン・デ・カラペソス(João de Carapeços)と結婚した1338年にまでさかのぼります。
その後、ベネディクト修道院の所有となりますが、1954年、ポルトで弁護士として活躍していたミゲル・ペレイラ・デ・アブレウ氏がワイナリーとして引き継ぎました。
ブドウの木を列にして植えるため高台を作る従来のラマダス法に変換し、テロワールにより適した新しいブドウ品種を取り入れました。
サブリージョン「モンサオン&メルガッソ」外におけるアルヴァリーニョのワインを製造した先駆者となりました。

エントリーラインとして「エイラ・ドス・モウロス(EIRA dos MOUROS)」を発売。


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🍷 Quinta de Carapeços Alvarinho 2018
13.0%vol
アルバリーニョ100%
スペインのアルバリーニョよりもおだやかな味わい。

🍷 Quinta de Carapeços Alvarinho Trajadura 2018
12.0%vol
アルバリーニョ、トラジャドゥーラ

🍷 Quinta de Carapeços Espadeiro 2018
12.0%vol
イシュパデイロ100%
しっかりした一味違うロゼワイン。

🍷EIRA dos MOUROS Rose 2018
11.0%vol
イシュパデイロ、トゥーリガ・ナシオナル
充実のエントリーワイン。


アヴェレーダ Aveleda /カザル・ガルシア Casal Garcia
1870年の創業以来、家族経営でワイン造りを続け、現在5世代め。
カザル・ガルシアは1939年から展開しているカジュアルブランドで世界70カ国に輸出。
アヴェレーダ、カザル・ガルシアの他Quinta Vale D.MariaAdega VelhaQuinta D’Aguieira & FolliesVilla Alvor というブランドを持っています。

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🍷カザル・ガルシア D.O.C.ヴィーニョ・ヴェルデ
9.5%vol
アリント、ローレイロ、トラジャドゥラ
青リンゴ、微発泡のクラシックなスタイルのヴィーニョ・ヴェルデ。
輸入元:アサヒビール株式会社 参考小売価格(消費税別) ¥1,080

🍷カザル・ガルシア・ロゼ
9.5%vol
ヴィニャン、アザル、ボラサル
赤い果実の風味たっぷりのドライワイン。
輸入元:アサヒビール株式会社 参考小売価格(消費税別) ¥1,080

🍷アヴェレーダ・ロウレイロ
11.5%vol
ロウレイロ100%
熟したロウレイロからていねいに仕上げられた、白い花やグレープフルーツといったロウレイロの特徴をよく現しているプレミアムワイン。

🍷キンタ・ダ・アヴェレーダ
11.5%vol
ロウレイロ、アルバリーニョ
ロウレイロの花のニュアンスと、アルバリーニョのボディを併せ持つバランスのよいワイン。

 

キンタ・ダマレス  Quinta D'Amares
サビリジョン・カヴァド
50ヘクタールのサステイナブル農法の畑からヴィーニョ・ヴェルデDOPとミーニョIGのワインを造っています。
隣接する中世に建てられたレンデュフェ修道院の紋章がラベルにあしらわれています。

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🍷キンタ・ダマレス ロウレイロ
11.5%vol
ロウレイロ100%
アカシア、オレンジ、ピーチなどの香りを持つ、なめらかなひとつ上を行くヴィーニョ・ヴェルデ。
輸入元:株式会社 明治屋 参考上代¥1,300

🍷キンタ・ダマレス ロゼ
12.5%vol
パデイロ90%、トゥーリガ・ナシオナル10%
きれいなサーモンピンク色をした、果実味が過剰でない食事向きクリーミーロゼ。
輸入元・株式会社 明治屋 参考上代¥1,300

 

 

 

 

 




 

 

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日墺友好150周年を記念して、50以上のワイナリーが一挙来日!「オーストリアワイン大試飲会2019」は一般の部もあり。

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photo:(c)AMWB

2019年7月1日(月)シャングリ・ラ ホテル 東京において、オーストリア大使館商務部及びオーストリアワインマーケティング協会主催の
「オーストリアワイン大試飲会2019」が開催されます。
今年は日墺友好150周年を記念して、50以上のワイナリーが一挙来日! 日本発売のワインのワイナリー約60と合わせて約100のワイナリーから400以上のアイテムが集まる、今までにない大規模なオーストリアワインの試飲会となります。

業界の部:11:00-17:00(参加費無料) 詳細・申込: http://j.mp/AustriaWine19
一般の部:19:00-21:00(参加費:5000円、フィンガーフード・リーデルグラス込)一部ワインの購入も可能 詳細申込:https://austriawine2019c.peatix.com

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「シャトーマルス 穂坂日之城 シャルドネ 2017」IWSC2019で金賞受賞

"シャトーマルス 穂坂日之城 シャルドネ 2017"が「インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)2019」で金賞を受賞しました。
シャトーマルス「日之城」シリーズのワインが、IWSCワインカテゴリーへの出品を続けて以来、初めてとなる金賞を受賞。
IWSC審査員テイスティング・コメントは「バニラ、レモン、スモーキーな香りに、白い花やカシューナッツ、新鮮なハーブが香る。メロンや柑橘類の味わいを、樫樽がやさしく包み込んでいる。余韻は上品で、まさに一流の古典的なワインといえる」


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シャトーマルス 穂坂日之城 シャルドネ 2017 参考小売価格¥5,400(税込)

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IWSC 2019 シャトーマルス受賞ワイン


シャトーマルス 穂坂日之城 シャルドネ 2017 金賞
シャトーマルス 甲州 穂坂収穫 2017 銀賞
シャトーマルス 白根 甲州 シュール・リー 2017 銀賞
シャトーマルス 牧丘 甲州 2018 銀賞
牧丘甲州スパークリング 2017 銀賞
シャトーマルス 甲州 ヴェルディーニョ 2017 銅賞
穂坂メルロー スパークリング ロゼ 2017 銅賞








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エレガントなカリフォルニア・シラー─PAX(パックス) 

サンフランススコ・クロニクル誌のワインライター、ジョン・ボネ氏が著した「The New California Wine」で提唱された新しいカリフォルニアワインのスタイルは、今やUSの料理の洗練化とシンクロし、大きな波となりつつあります。
今までのパワフルで果実味あふれるスタイルではない、エレガントで料理に寄り添うニューカリフォルニアワインは香りや味わいと言ったワインスタイルだけでなく、サステイナブルやナチュラルというワインつくりそのもののスタイルを変えてしまったワインなのです。

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PAX(パックス)

もともとワインメーカーになるつもりは無く、レストランサーヴィスの仕事をしていたパックス・マーリー氏でしたが、やがてワインに興味を持つようになりました。
そしてワイン勉強のために行ったフランスで「ワイン」の魅了されてしまったのです。
帰国後の1997年、カリフォルニアに移住。
Dean & Delucaの全米店舗のバイヤーを務めた後、ワイン造りを始めます。
ワイン醸造の専門教育を受けたわけでは無く、手さぐりで始めたのはフランスで目にした伝統的なワイン造り。
足踏みで破砕し、コンクリートタンクで野生酵母のみを用いて発酵、熟成。
それぞれのブドウが持つ個性を引き出します。

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PAXワインの特徴

■希少品種
アメリカ大陸にはキリスト教ともにヨーロッパ大陸からブドウの苗木が大西洋を渡ってきました。
当時は儀式用なのでブドウ品種にはこだわらなかったため数多くのブドウ品種が、移民の故郷からやってきたのです。
そして東から西へブドウは栽培地域を増やしていきます。
行きついたカリフォルニアには、少数ですが当時のブドウの子孫が今だ生きているのです。

トゥルッソー・グリ Trousseau Gris
以前、カリフォルニアでは「ゲレイ・リースリング」は、フランス・ジュラ地方の黒ブドウ「トゥルッソー」が突然変異したもの。
1991年には120ヘクタールほど栽培されていました。 
冷涼な場所で栽培され、アロティックなワインとなります。

ヴァルディギエ Valdiguié
フランスのシュッド・ウエスト(南西地方)のブドウで、「グロ・オセロワール」と呼ばれ19世紀末にはとても人気があるブドウでした。
生産性の高さとウドンコ病に強いのも特徴のひとつ。しかし、フランスでは貴品種に押され、栽培面積が激減。
一方、アメリカに渡った「グロ・オセロワール」はカリフォルニアでは「ナパ・ガメイ」(ワインの色が濃く、アルコール度が低いのが特徴)と呼ばれ、一時期栽培面積は1,600ヘクタールに及びましたが、その後減少し1990年代には統計からも消えてしまっています。

■シラー
パックス氏がこだわるのはシラー。
カリフォルニアのシラーと言えば、「ローヌ・レンジャーズ」を思い浮かべます。
1997年創立された、ローヌ系品種にこだわったワイナリー、栽培家がメンバーとなり、毎年春には大規模な試飲会を行っている「ローヌ・レンジャーズ(Rhone RangersはLone Rangerをもじったもの)」。
メンバーの数的にはパソ・ロブレスのワイナリーや栽培家が多くなっています。
そのシラーワインはコート・デュ・ローヌ・スタイル。
一方、パックス氏のワインは北ローヌ・スタイルでが、ペッパー風味はそれほど強くなく、エレガントな仕上がりです。

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🍷シュナン・ブラン ブッダズ・ダルマ・ヴィンヤード メンドシーノ・カウンティ 2016  希望小売価格(税別)¥4,500 数量限定商品
Chenin Blanc Buddhas Dharma Vineyard Mandocino County
アルコール度12.9%
酸が高い、しっかりしたイエローカラーという凝縮したシュナン・ブランからのみできあがる特徴を備えたワイン。
口にした最初の印象は、ロワールのサヴニエール。砂利質の火山性土壌というのが共通のせいか。
ミネラル感あふれるワインで、熟成するとどうなるか楽しみ。

🍷トゥルッソー・グリ ファヌッキー・ウッド・ロード・ヴィンヤード ソノマ・カウンティ 2018  希望小売価格(税別)¥4,500 数量限定商品
Trousseau Gris Fanucchi-Wood Road Vineyard Sonoma County
アルコール度11.7%
カーボニック・マセレーションで造られた瑞々しさを味わうワイン。
ほのかなラズベリーのニュアンスを持ち、シルキーな口当たり。
亜流酸塩無添加。

🍷ヴァルディギエ クエイル・ラン・ヴィンヤード ススーン・ヴァレー 2018  希望小売価格(税別)¥4,500 数量限定商品
Valdiguié Quail Run Vineyard Suisun Valley
アルコール度12.2%
これもカーボニック・マセレーションで造られた瑞々しさを味わうワイン。
高い酸、フレッシュなブラックベリーのニュアンス。
亜流酸塩無添加。

🍷シラー ノース・コースト 2017  希望小売価格(税別)¥5,100 数量限定商品
Syrah North Coast
アルコール度12.6%
PAXではエントリーワイン。
7つのシングルヴィンヤードのブドウをブレンドして造られた2017年が初ヴィンテージのワイン。
しっかりしたレッグを持つ、酸の高いシラー。黒コショウ、スミレなどのニュアンス。

🍷シラー ソノマ・ヒルサイズ ソノマ・カウンティ 2017  希望小売価格(税別)¥7,700 数量限定商品
Syrah Sonoma-Hillside Sonoma County
アルコール度12.9%
北ローヌの急こう配の畑で有名なサン・ジョゼフの赤ワインをインスピレーションとしたシラー。
3つのシングルヴィンヤードのブドウを使用。
2016年ヴィンテージはアントニオ・ガローニ氏(ロバート・パーカーJr.の右腕としてワイン・アドヴォケイトで働いた後、有料ワインサイトを立ち上げ、今やワイン・アドヴォケイトを追随するサイトを運営。エレガンスでデリケートなワインの評価に定評がある)が100点を与えたワイン。
ブラック・リコリス、黒コショウなどのニュアンス。
サン。ジョセフ自体が繊細さを感じさせるシラーだが、よりブルゴーニュワインのような繊細さを感じるワイン。

🍷シラー カステッリ・ナイト・ランチ ロシアン・リヴァー・ヴァレー 2015  希望小売価格(税別)¥8,900 数量限定商品
Syrah Castelli-Knight Ranch Russian River Valley
アルコール度13.5%
1998年、植栽した有機栽培のシングル・ヴィンヤード「カステッリ・ナイト・ランチ」(土壌は粘土質)のブドウを使用。
2015年は暖かく乾燥していいたため、収量がこの畑では今までもっとも低く、果実は凝縮。
黒いベリーが口いっぱいにあふれた後、複雑な味わいが層を成すスーパープレミアム・シラー。
熟成も楽しみなワイン。

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ボトルデザインにも独自の発想が盛り込まれているPAXのワインは、コルクも独特。
サトウキビの搾りカズから作られたコルクは、自然に戻るコルクです。

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会場となった青山の予約制の隠れ家レストラン「ドゥ アンジュ ア ターブル」の食材にこだわったシンプルなお料理もPAXワインと素敵なマリアージュでした。

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こだわりは大きいが誠実な人柄を現しているワインを造り続けているパックス・マーリー氏。


PAXの輸入元:ワイン・イン・スタイル株式会社

 

 

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ベルリンが期間限定で渋谷にやってきた。─ポップアップバー「BERLIN WINE BAR@渋田MODI」

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渋谷MODIで5月31日(金)~6月2日(日)ポップアップバーBERLIN WINE BAR@渋田MODI」が開催。

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会場に飾れたベルリン出身のテープアーティスト「TAPE THAT」のマスキングテープのみで創られた作品は、ドイツ抽象絵画の流れを感じる、圧巻ものです。

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ベルリンの壁をバックにベルリンベアと写真を撮ることもできます。

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ドイツ各地の16種類のワインが注文できるカウンター。

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壁に飾られたボトルを見て、番号で選べるので、ドイツワインを詳しく知らなくても簡単にオーダーで切るのが嬉しい。

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スパークリング、赤、白のドイツワインが楽しめます。
ふだんあまりにお目にかかれないワインも多くあり、試してみることができる絶好の機会。

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フードは人気窯焼きピザ「Ribber Tramp」のドイツ食材を使ったピザ2種が人気。
ここでしか食べることができません。

ソフトドリンクもあり、お酒をのめない人も一緒にベルリン気分を味わえます。

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5月31日には、「ドイツワイン スペシャルアンバサダーコンテスト」のファイナリストの方々も登場。
それぞれドイツワインへの熱い想いを語られました。
公開決勝は6月18日(火)、銀座SIXにて。

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『#アートもワインもドイツ』インスタキャンペーン開催!
期間:2019年5月23日~6月10日

「BERLIN WINE BAR@渋田MODI」オープンを記念して、「ANA旅行券10万円分」が当たるインスタ・キャンペーンを開催中。
詳細は専用サイトで。
https://www.winesofgermany.jp/campaign/

 

 

 

 

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「イタリア・アモーレ・ミオ! 2019」開催決定。 今年は七夕!

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5 月25日、イタリア大使館において「イタリア・アモーレ・ミオ 2019」開催の発表がありました。
2019のテーマは、Italian Tanabata(イタリアン・七夕)。七夕は織姫と彦星が天の川を渡り感動的な再会を果たす年に一度のイベント。イタリア版七夕の愛のシンボルとして、ヴェローナを舞台にしたシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」をイベントの象徴とします。

2016年、日伊国交150周年を記念してスタートした「イタリア・アモーレ・ミオ!」も今年で4回目。
年々規模も拡大し、会場も去年の天王洲・寺田倉庫から赤坂サカスへ移動。
開催日時は2019年7月6日(土)、7日(日)の10時から20時。入場無料ですが、有料コンテンツあり。

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発表会見にはモデルの国木田彩良さんがゲストとして参加。
ファッションデザインを学んだ国木田さんは「イタリアのファッションの本髄は”カラー”と”エレガンス”」と。
そして、15年間毎年一度、イタリアに服を買い付けに行くというほどイタリア大好きな俳優の峰竜太さんが「イタリア・アモーレ・ミオ!PR大使」に就任しました。

イタリアからはシンガーのキアラ・ガリアッツオさんやスポーツジャーナリストのファビオ・カレッサ氏など、今が旬なゲストが来日予定。
またイタリアンビール・ペローニ(輸入販売:アサヒビール株式会社)のビアガーデンや、本場ナポリのピザマエストロによるオリジナル「アモーレ・ピッツァ」も特別販売などイタリアの食生活も体験できます。
他にも多くのコンテンツがあります。
詳しくは「イタリア・アモーレ・ミオ! 2019」専用サイトで。
https://italia-amore-mio.com/ja/

 

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6月3日は「世界サイダーデー(World Cider Day)」

日本でも年々人気が高まっているリンゴが原料の発酵飲料「シードル(サイダー)」。
今では20カ国以上で生産されています。

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2013年、ドイツ・ヘッセン州にあるアップルワイン等の生産者団体「Association of Apple Wine and Fruit Juice Press Houses」が「6月3日をWorld Cider Day」にと提唱しました。

各国で多彩なイヴェントが催されますが(オーストラリアではガラ・ディナー、オランダではサイダー・フェスティバル、英国ではサイダー製造見学ツアーなど)、初参加となる日本では一般社団法人日本シードルマスター協会とインサイダージャパン合同会社が2019年5月25火(土)~6月3日(月)までを「World Cider Day Celebration Week」として約100のレストランやバーでキャンペーンを行います。
これを機会に珍しいシードルを提供するお店もあるそう。
キャンペーン参加店などは一般社団法人日本シードルマスター協会のホームページで見ることができます。

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USでブルゴーニュワインの売り上げが増加

ブルゴーニュワイン委員会によると、USでブルゴーニュワインの売り上げが増加しています。
2018年、輸出ブルゴーニュワインのUSへの輸出割合は金額では23%、量では21%を占めています。
また2017年に比較して金額で2%、量で3.8%増加しています。
2018年のUSへの輸出金額は211.8ユーロ、本数は17.4億本で、赤ワイン61%、白ワイン30%、クレマン・ド・ブルゴーニュ9%の割合となっています。



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