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シャトー・メルシャン 「プリムール・テイスティング 2017」

5月10日、ホテル雅叙園東京において「シャトー・メルシャン ”プリムール・テイスティング 2017”」が開催されました。

今年、シャトー・メルシャンのコンサルタントに就任した大橋健一MWより、「2016年は雨が多い年だったが、うまく仕上げて繊細なワインになっている。日本のワインもヴィンテージに注視する時がきた」という講評があった後、テイスティングが始まりました。

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白ワインはヴィンテージ2016年(スパークリングのみ2013年)でボトリングされているもの。甲州4種(#6~#9)は2017年5月発売、その他は今年秋(9~10月発)発売予定。
赤ワインはバレル・サンプルで、今年9~10月発売予定のものと未定のもの。

白ワイン

#1 瓶内二次発酵 スパークリングワイン 2013
ブドウ:シャルドネ52%、甲州48%
産地:長野県、福島県(シャルドネ)、山梨県(甲州)
デゴルジュマンが今年1月のせいか、泡が少し大きめ。熟成が進めば少し小さなくなるのか?
ワインをドライに仕上げているので、甲州をブレンドしていながらもすっきりした味わい。

#2 アンサンブル ももいろ 2016
ブドウ:メルロー約50%、マスカット・ベーリーA約50%
産地:長野県、山梨県

#2 アンサンブル ももいろ 2016
ブドウ:メルロー約50%、マスカット・ベーリーA約50%
産地:長野県、山梨県
きれいな高い酸と抑え気味の果実味。
食中酒に最適なロゼ。

#3 大森地区産リースリング 2016
ブドウ:リースリング
産地:秋田県横手市大森地区
酸の高いドライ・リースリング。
以前飲んだものに比べると果実味が少ないのは雨のせいか?
秋までの瓶熟に期待。

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#4 大森地区産ケルナー 2016
ブドウ:ケルナー
産地:秋田県横手市大森地区
アフターに旨みを感じる、最高レベルのケルナー。
少量生産のため、限定販売。

#5 新鶴地区産シャルドネ 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:福島県会津美里町新鶴地区
会津盆地の畑の、酸のバランスが良いシャルドネ。
エレガントなシャルドネなので、食中酒として万能。

#6 山梨甲州 2016
ブドウ:甲州
産地:山梨県勝沼地区
ドライ甲州。
タンニンの軽い心地よい苦み。

#7 甲州きいろ香 2016
ブドウ:甲州
産地:山梨県勝沼地区
高い酸。
ほどよい苦みがあり、アユの塩焼きなどとのマッチングが楽しめそう。

#8 甲州グリ・ド・グリ 2016
ブドウ:甲州
産地:山梨県勝沼地区
南フランスの”グリ・ド・グリ”のようにスキンコンタクトして甲州の果皮の色をいかしたオレンジ色のワイン。

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#9 岩崎甲州 2016
ブドウ:甲州
産地:山梨県勝沼地区
フランスに留学し、日本にワイン造りの技術を持ち帰った高野正誠と土屋龍憲が興したブドウ畑は勝沼で最も古い畑。
前田龍珠園の隣り畑。
このワインがファースト・ヴィンテージ。
樹齢が高い樹があり、ワインは他の甲州よりもストラクチャーがしっかりしている。
甲州は繁茂しやすいブドウなので、樹齢が高くなり繁茂力が弱くなった方が果実の凝縮味が増すのかもしれない。
飲んでみるべきワインの1本。

#10 安曇野地区産シャルドネ 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県安曇野地区
オーク樽で6カ月熟成させた、ニューワールドっぽいスタイルの飲み心地のよいシャルドネ。

#11 マリコ・ヴィンヤード産シャルドネ 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県上田市丸子地区
白コショウのニュアンスのあるブルゴーニュ・スタイルのシャルドネ。

#12 マリコ・ヴィンヤード産ソーヴィニヨン・ブラン 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県上田市丸子地区
グレープフルーツ、グラッシーなソーヴィニヨン・ブランの特徴のよく出ているワイン。
これも飲むべき1本。

#13 マリコ・ヴィンヤード産ロゼ 2016
ブドウ:メルロ―、カベルネ・フラン、シラー、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン他
産地:長野県上田市丸子地区
ドライなプロヴァンス・スタイル・ロゼ。
海外では新しい生産者が4種以上のブドウ品種をブレンドしたカジュアルワインを造り始めていて人気があるので、このワインも興味深い。

#14 北信地区産シャルドネ アンウッデッド 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県北信地区
ニューワールドでは「INOX(ステンレスを含む錆びない特殊加工の金属)」とも表示されるオーク樽を使わずステンレス・タンクのみで造られたもの。
樽を使っていないので、ニュートラルな仕上がり。
まだタイトな印象だが、秋までにはボトル熟成が見込める。

#15 北信地区千曲川左岸産シャルドネ 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県北信地区左岸(長野市、豊野市)
右岸より標高が低く、収穫が早め。
オーク樽6カ月熟成だが、樽香は控えめ。

#16 北信地区千曲川右岸産シャルドネ 2016
ブドウ:シャルドネ
産地:長野県北信地区右岸(須坂市、高山村)
この年は左岸よりもボディ感のある仕上がり。

●赤ワイン

[2017年9~10月発売予定]

#17 穂坂地区産マスカットベーリーA 2016
ブドウ:マスカットベーリーA
産地:山梨県穂坂地区
マスカットベーリーAらしいチェリーやキャンディー。
洗練されたマスカットベーリーA

#18 城の平ヴィンヤード産 2016
ブドウ:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
産地:山梨県勝沼地区
白コショウのニュアンスがアクセント。

#19 安曇野地区産メルロー 2016
ブドウ:メルロー長野県
産地:長野県安曇野地区
メルロ―らではのストラクチャー ( ベルヴェッティ)を持つワイン。
熟成にも期待がもてる。

#20 マリコ・ヴィンヤード産メルロー 2016
ブドウ:メルロー長野県
産地:長野県上田市丸子地区
酸がしっかりしていて、スパイスのニュアンスもあるメルロー。

#21 マリコ・ヴィンヤード産シラー 2016
ブドウ:メルロー長野県
産地:長野県上田市丸子地区
シラーならではのスパイスのニュアンスが、特にアフターに。

#22 桔梗ヶ原メルロー 2016
ブドウ:メルロー長野県
産地:長野県上田市丸子地区
厚みのあるソフトなタンニンと黒い果実のニュアンス。
長期熟成型ワイン。

[2017年秋以降発売予定]

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#23 城の平ヴィンヤード産 サンプル1 2013
ブドウ:カベルネ・ソーヴィニヨン62%、メルロー20%、カベルネ・フラン18%
産地:山梨県勝沼地区
ブルベリーやカシスの香りに、アーシー(腐葉土)のニュアンスがアクセント。

#24 城の平ヴィンヤード産 サンプル2 2013
ブドウ:カベルネ・ソーヴィニヨン67%、メルロー21%、カベルネ・フラン12%
産地:山梨県勝沼地区
サンプル1に比べ、よりソフトなタンニンでまとまっているバランスのよいワイン。

 

[2017年秋発売予定]

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#25 桔梗ヶ原メルロー シグニチャー 2013
ブドウ:メルロー
産地:長野県桔梗ヶ原地区
メルシャンの醸造アドヴァイザーを務めたポール・ポンタリエ氏が注目したのが桔梗ヶ原メルロー。
そのポテンシャルを最大限に引き出して「シグニチャー」の名にふさわしいワインに造りあげました。
カシスやプルーンなどの黒い果実に、レザーなどの熟成のニュアンスをソフトなタンニンでまとめたスーパープレミアム。
生産本数2,500本。
今年はポンタリエ氏の子息ティボー・ポンタリエ氏と、元フランス首相、ドミニク・ド・ヴィルバン氏の子息アルチュール・ド・ヴィルパン氏が興したコンセプト・ブランド「 PONT DES ARTS(ポンデサール)」のラベルで発売予定。
ポール・ポンタリエ氏最後の「桔梗ヶ原メルロー シグニチャー」は注目ワイン。

#26 桔梗ヶ原メルロー 2013
ブドウ:メルロー
産地:長野県桔梗ヶ原地区
「桔梗ヶ原メルロー シグニチャー」のセカンド・ワイン。
生産本数800本とセカンド・ワインなのにより少量の生産。
熟した果実味、きれいな酸、ソフトなタンニンが絶妙なバランスを保っているエレガントなワイン。
今飲むなら「シグニチャー」よりもこちらがお薦め。

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#27 マリコ・ヴィンヤード オムニス 2014
ブドウ:メルロー47%、カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン13%
産地:長野県上田市丸子地区
ボルドー・ブレンドのスーパープレミアム。
今でもおいしく飲めるが、長期熟成が楽しみなワイン。
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ずらりと並んだ甲州ワインと、シャトー・メルシャン チーフ・ワインメーカーの安蔵光弘氏。

シャトー・メルシャンのワイン造りのコンセプト「はじめにブドウありき。日本でしか造り得ない、最高のワインを求めて」をまさいく体験できたテイスティングでした。

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