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IVBAM主催「マデイラワイン試飲会2018」

2018 FIFA ワールドカップ ロシアにはスター選手が一堂に会していますが、中でも注目はクリスティアーノ・ロナウド。
ポルトガルの大西洋上に浮かぶ島「マデイラ」の出身です。
エンリケ航海王の時代、1419年に発見されるまでマデイラ島は無人島でした。入植が始まり、小麦やサトウキビとともに植えられたのがブドウの樹。
それがマデイラワインの始まりです。
以来、アメリカ独立宣言時の祝杯に使用されたり、ウィリアム・シェイクスピア、ウィストン・チャーチルなどにも愛飲されてきました。

熟成加熱という特殊な造り方のマデイラワインは、抜栓してからも品質が変わりません。
また驚くほど長命で、150年以上前のものを入手して飲むこともできます。

現在、マデイラワインは8つのブランドのみ存在していますが、そのうちの5つが集まり、6月18日、アルジェントASAMI(銀座)でマデイラワイン・刺繍、手工芸品協会(IVBAM)およびマデイラワイン生産者主催によるマスタークラス・セミナーと試飲会が行われました。

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IVBAM会長のPaula Luisa Jardim Duarte女史も来場。
「IVBAMはマデイラワインのブドウ品種、栽培、ワインの品質などすべてをコントロールしています。
 日本は現在、4番目の輸出相手国となっていて、マデイラワインにとって重要な市場です」と挨拶。

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セミナー・マスタークラス

セミナー講師はスペインの酒精強化ワインの本も著している明比淑子氏。
「マデイラ、さまざまなタイプがあるユニークなワイン」をテーマにマデイラワインの魅力が語られました。

マデイラ島
マデイラはリスボンから南西に970㎞、モロッコから西へ650㎞の大西洋上に浮かぶ、奄美大島ほどの大きさの島です。
小さな島ながら、北は温暖気候で、南は乾燥した亜熱帯気候。
山岳地帯は年間3000mlの雨量があり、火山島なので土壌は玄武岩などの火山性土壌です。
初期の入植時から灌漑が造られ、今では島中を網の目のように巡っています。

ブドウ品種
4種の基本になる白ブドウ(セルシアル、ベルデーリョ、ボアル、マルバジア)の他にテランテスなどがあり、黒ブドウは栽培面積85%となるティンタ・ネグラがあります。

ワインスタイル
ブドウ品種によってワインスタイルが決められているのもマデイラワインの特徴のひとつ。
セルシアル - ドライ(フレッシュなワイン)
ベルデーリョ - ミディアムドライ
ボアル - ミディアムスイート
マルバジア - スイート
テランテス - ミディアムスイート~ミディアムドライ
ティンタ・ネグラ - すべてのスタイル

新しい飲み方
最近は食後酒としてではなく、セルシアルのソーダ割りなども人気があるそう。

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セミナー・テイスティング

🍷ヴィニョス バーベイト/シングル・ハーベスト 2004 ティンタ・ネグラ - ミディアムドライ
Vinhos Barbeito / Single Harvest 2004 Tinta Negra - Medium Dry
やさしい香りと、かろやかさを持ちながらも、長いアフター。
サービス温度は低めがよりおいしい。

🍷マデイラ・ワイン・カンパニー/ブランディーズ コルヘイタ ベルデーリョ 2000
Madeira Wine Company / Blandy's Colheita Verdelho 2000
熟成の若い時は上の棚に、熟成が進むと下に置いて熟成。
凝縮味があり、樽からのスパイシーさもあるワイン。

🍷エンリケシュ・エンリケシュ/ボアル 15年
Henriques & Henriques Boal 15 anos
10ヘクタールの自社畑(垣根づくり)からのブドウを使用。
早めの収穫をしているので酸がしっかりしている。そのため、糖度は高いがべたつき感がない仕上がりに。

🍷ペレイラ・ドリヴェイラ/ スイート 15年
Perira D'Oliveira Doce 15 anos
街の中にあるワイナリーで古いワインが豊富。
色はすでに熟成を示すレンガ色。

🍷ジュスティーノス・マデイラ・ワインズ/マルバジア 1997
Justino's Madeira Wines / Malvasia 1997
糖度は高いが、すっきりエレガントなワイン。

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ヴィニョス バーベイト Vinhos Barbeito

1946年、創業。革新的なワイン造りにチャレンジ。
モダンなスタイル。
気軽に飲める3年ものはマデイラワイン入門に最適。

輸入元:木下インターナショナル株式会社

Brandys
ブランディーズ Blandy's

1811年、創業。
英国でマデイラワインと言えば、「ブランディーズ」。
ボディのしっかりしたリッチなスタイルの、クラシック・マデイラ。

輸入元:木下インターナショナル株式会社

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ペレイラ・ドリヴェイラ Perira D'Oliveira

1850年、創業。
他にはない古いヴィンテージのものを多く所有。
今回のテイスティングには1968年(昭和43年)のブアルも登場。玄妙な味わいでした。
あなたのバースディ・ヴィンテージのワインも見つかるかも。

輸入元:木下インターナショナル株式会社

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エンリケシュ・エンリケシュ Henriques & Henriques

1850年、創業。
マデイラで初めて自社畑のブドウからワインを造る。
フレッシュ感のあるのは良質のブドウを使用しているため。

輸入元:株式会ラフィネジュスティーノス

Justino
ジュスティーノス Justino's

1870年、創業。
近代化を進め、樽もアメリカンオーク、フレンチオーク、ポルトガルオークを使用。
小樽をラックに載せて熟成。
糖度が高いがすっきりした、モダンスタイル。

輸入元:サントリー(一部)

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さまざまなマデイラワインに触れることができた貴重なイヴェントでした。

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